フィリピン留学を成功させるために必要なやるべきことを全て理解していますか?
すでにネットで調べたり人に聞いたりして情報収集してると思います。
しかし、「もっと調べない不安」「高額なので失敗したくない」と思っている人もいるはず。
そこで、今回は私の実体験をもとにフィリピン留学の手順を最初から最後まで超網羅!
- 自分にとって本当に留学が必要かわからない
- 手遅れにならない準備のタイミング
- 留学に行って本当に英語力が伸びるか不安
など留学に行って後悔しないための情報をまとめています。
この記事を読めば、留学への動機がブレることなく、準備期間中も前向きに勉強できます。
- 社会人から英語やり直し
- 初海外でフィリピン留学
- TOEIC340点→805点
- カナダ留学への準備中
フィリピン留学実現のための手順一覧
- 英語を勉強する目的を明確にする
- 留学以外の英語の勉強方法も検討する
- 留学のメリット・デメリットを理解する
- 留学についての情報収集をする
- 学校・時期・期間を決めて申し込む
- 留学に向けて準備&勉強する
- 学校での過ごし方
- フィリピン留学後の選択肢
手順を解説する前に、留学のような大きな決断をする上で大切なことを2つ紹介します。
留学の動機が一番大切
英語を勉強する理由は人によって様々です。
スキルアップしたい・資格が欲しい・趣味にしたい・話せるようになりたい
どんな目的でもOKなので「自分はこれだ」と思えるものに決めておきましょう。
曖昧なままにしておくと、そもそも英語の勉強を続けるのが難しくなります。
そんな状況で留学に行っても全然話せずに成長を感じられないまま終わってしまうかもしれません。
漠然と英語力を上げようとするのではなく具体的な目標を決めることから始めましょう。
完璧な情報を求めすぎない
海外の情報は頻繁に変わるのでリアルタイムで全てを正確に把握することは困難です。
現地に行くと事前に調べていた内容と違うこともあります。
情報収集するときはある程度の幅を持たせておくことが大切です。
「行かないとわからないこともある」という姿勢が留学で新しいことを学ぶ余裕につながります。
1. 英語を勉強する目的を明確にする
どんな動機があるの? | 特徴&一言メモ |
---|---|
資格を取得したい | 英検・TOEIC・TOEFL・IELTSが有名 スキルアップに繋がりやすい |
仕事で英語を使いたい | トピックがある程度決まっている 必要なスキルが限定されていることもある |
日常英会話をマスターしたい | トピックの幅が広く対応が難しい |
目標が決まっていればモチベーションの維持にも繋がります。
また、最適な勉強方法を選びやすくなるので、ゴールまでの道のりも短縮できます。
資格を取得したい
資格にも様々な種類があります。日本で有名なものは、
英検 | 小学〜高校生の受験者が多い。級で分かれており合否が出る。3級からは4技能 |
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TOEIC | 就活で使われることが多い。LRは990点満点。SWは400点満点。 |
TOEFL | 北米圏への留学に使われる。120点満点。専門的な内容が多く何度が高い |
IELTS | 欧米圏への留学に使われる。0.5刻みで9.0までのスコアが出る。TOEFLよりは易しいと言われている |
北米や欧米への留学をしないのであれば、英検かTOEICがおすすめ。
- 英検:中学英語(3級レベル)からステップアップしながら勉強できる
- TOEIC(LR):2技能に集中して勉強できる
フィリピン留学ではTOEIC・IELTS・TOEFLの対策コースもあります。
英語を使った仕事をしたい
ビジネス英語を目指すのであれば、日本国内だけでも達成しやすいでしょう。
- トピックや言い回しはある程度決まっている
- 4技能全てを使わない仕事もある
スピーキングを使う仕事であれば海外経験が有利に働くこともあります。
留学してビジネスコースを受講するのも経験になりますね。
日常英会話をマスターしたい
日常英会話は思っているより難易度が高いです。
- 必要な英語表現や知識、トピックが広すぎる
- 日常英会話をするための環境づくりが難しい
カジュアルからフォーマルな言い方まで幅広く対応しなくてなりません。
日常英会話を目標にするのであれば、長期的な目線が必要です。
留学中は授業だけでなく他の留学生や現地の人と交流することで鍛えられます。
2. 目的別4つの英語勉強方法
独学 | 文法の基礎は独学がおすすめ。勉強の基礎体力がつく。 |
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スクール | 資格に特化した対策をしたい人におすすめ。 |
オンライン英会話 | 短い時間から英会話を始めたい人におすすめ |
フィリピン留学 | 英語オンリーの環境で勉強したい人におすすめ |
一つの方法にとらわれるのではなく目的や課題に応じで選択することが大切。
勉強方法1:独学
これから英語の勉強を始めるならまず独学をおすすめします。
- 単語や文法の基本は独学でもできる
- 勉強の基礎体力がつく
- 自分で考えて勉強できるようになる
独学で行き詰まってから別の手段に切り替えてもOKです。
勉強の基礎体力作りで独学は大切ですが、同じくらい独学にこだわりすぎないことも重要。
勉強方法2:スクール
転職や就活ですぐにでも資格が必要な人には効率よく学習できるスクールが向いています。
- 資格の取得を第一に考えている人
- 勉強のカリキュラムを作ってほしい人
- 解法のテクニックを知りたい人
オンライン講座があるので、忙しくても場所や時間を選ばずに勉強できます。
勉強方法3:オンライン英会話
最近では手軽に始められるオンライン英会話が増えています。
- 中学レベルの単語・文法ができている人
- スピーキングに特化したい人
- 自分で予習復習ができる人
いきなりネイティブから文法を学ぶのはハードルが高いので、最低でも中学英語レベルを理解してから始めましょう。
勉強方法4:フィリピン留学
机に向かった勉強だけに縛られたくない人におすすめです。
- 基本的な単語・文法を理解している人
- これまでの勉強で伸び悩みを抱えている人
- 海外の生活・文化を体験したい人
- 実践を通して英語を学びたい人
留学の効果を最大限に活用するためには英語の基礎固めが最優先。
留学への事前準備を整えていくと、確実に成長できるチャンスに繋がります。
フィリピン留学前にやるべき勉強法(英語力ゼロからでも始められます)
3. フィリピン留学のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
|
|
フィリピン留学に興味が出てきたらメリット・デメリットを確認しましょう。
デメリットも含めて理解することで留学に過度な期待を持つことを防げます。
フィリピン留学は英語学習の効果抜群な環境
学校で勉強して寮で生活するので、仕事、食事、掃除、洗濯などを気にせず過ごせます。
英語に100%集中できる環境を手に入れるには留学が最適ですね。
さらに勉強量も確実に増えます。スパルタコースなら学生時代以上に勉強するかもしれません。
- 平日は約10時間の授業
- 毎週3時間のテスト
- スピーチ練習&発表
勉強時間に関する詳しい内容は以下の記事にまとめています。
フィリピン留学のスパルタはどれくらい厳しい?(時間割も公開)
フィリピン留学で英語力を伸ばすには事前の勉強が大切
基本の単語と文法を理解していないと留学してから授業についていくのが大変です。
日本できる勉強は終わらして、フィリピン留学でしかできない勉強をするのが理想。
十分な勉強の時間を取るためにも留学準備は1年〜半年前に始めるのがおすすめです。
留学に行くと毎日のように新しいことを学ぶので中学内容の復習をしたくても時間が取れません。
- 日本では最低でも中学英単語+文法の復習する
- フィリピンでは英語を使う・問題演習に集中する
フィリピン留学前にやるべき勉強法(英語力ゼロからでも始められる参考書まとめ)
4. フィリピン留学についての情報収集をする
- 留学の期間について
- 費用の目安はどれくらいか
- どんなエージェントがあるか
- どんな都市・学校があるか
「いつ公開された情報か」は要チェックです。
海外の状況は常に変化しているので、「行ってみないとわからないこともある」と考えて余裕を持たせて情報を集めていきましょう。
留学の期間
- 3ヶ月:約50%
- 2ヶ月:約25%
- 他(1週間、1ヶ月、半年、10ヶ月など):約25%
おすすめは3ヶ月です。海外が初めてでも現地の生活に慣れて遊びにいく余裕も生まれます。
到着してすぐは体調を崩すこともあるので1ヶ月だと短すぎると感じるかもしれません。
途中でコース変更できる学校であれば飽きることなく勉強できます。
費用の目安
私は3ヶ月で約107万かかりました。
- 寮の部屋のグレード
- アクティビティや外食の内容・頻度
- 海外保険の種類
これらの内容によっては数十万単位で費用が変わります。
さらに詳しい内訳や節約のポイントは下の記事で解説しています。
【約107万円】フィリピン留学スパルタ3か月間の費用&節約術を徹底解説
どんなエージェントがあるか
エージェントを選ぶ基準
- 手数料が無料 or 有料
- 無料カウンセリングや資料請求ができるか
- 特典がついているか
待つのではなく欲しい情報を自分から聞ける人は手数料無料のエージェントでOKです。
留学までの長い期間の付き合いになるので、担当者が信用できるかが大切。
無料説明会などのタイミングで、担当者と直接話して相性を確認してみましょう。
フィリピン留学に自分で申し込める?(エージェントを利用しないメリット・デメリット)
どんな都市・学校があるか
どんな都市にあるの?
セブ島・マニラ・バギオ・クラーク・ダバオ・イロイロなど
各都市に多くの語学学校がありますが、治安を重視するのであればセブがおすすめです。
学校の種類2つ
スパルタ | 勉強がメインで門限や校則が厳しい。資格対策コースに多い。 |
---|---|
ノンスパルタ | 校則が厳しくないのでアクティビティも十分楽しめる。 |
より厳しい環境を望むならEOP(English Only Policy)がある学校がおすすめです。
学校内で英語以外使用禁止する規則のこと。違反が見つかったら数ペソ(数十円程度)の罰金をする学校もある。
5. 学校・時期・期間を決めて申し込む
- エージェントをフル活用して申し込もう
- 準備は1年前から始めるのがおすすめ
エージェントを活用するメリット
自分で申し込むこともできますが、エージェントを利用するのがおすすめ。
- 最新の情報が手に入りやすい
- 細かい手続きを代わりにやってくれる
- オンライン英会話などの無料特典を利用できる
学校との連絡など細かいことを気にせず英語の勉強に集中する時間を作れます。
説明会なので見落としていたとろや、疑問に思ったことを解消していきましょう。
- 事前に疑問点をリストアップしておく
- 必ず見積もりをもらう
- 聞いたことはメールやLINEに残しておく
などに気をつけて担当者との面談を有意義に進めていきましょう。
準備は1年前から始めるのがおすすめ
主な理由は以下の3点です。
- 学校の授業料が値上がりする可能性がある
- 英語の勉強ができるから
- 準備に時間がかかるから
一番は英語の勉強ができることです。どれだけやっても無駄になることは絶対にありません。
早めに申し込むことで留学の決断が勉強のモチベーションにも繋がりますね。
そのほかに必要なものや1年前から準備を始めた方がいい理由は次で解説しています。
6. フィリピン留学に向けて準備する
- 英語の勉強をする
- 持ち物の準備
- 体のメンテナンス
- ホームシック対策
時間がかかるものもあるので、余裕を持って進めていきましょう。
事前準備1:英語の勉強をする
英単語や文法など日本でもできることを現地でするのはもったいない!
学校では毎日新しいことを習うので、参考書や単語帳を持って行っても復習する時間がありません。
事前にしておいた方がいい勉強法は以下の記事にまとめています。
フィリピン留学前にするべき英語の勉強(おすすめ参考書まとめ)
勉強に余裕がある人は英文法を英語で理解しておくと授業についていきやすいですね。
事前準備2:持ち物をそろえる
日用品の準備は直前でも問題ありません。持ち物リストは以下の記事にまとめています。
【決定版】フィリピン留学に必要な持ち物21選(初めての海外でもこれがあると安心)
クレジットカードは時間がかかるので早めに準備しておきましょう。
フィリピンではカードでATMからお金を引き出すので、もしもの状況を考えて2,3枚あると安心です。
事前準備3:体のメンテナンス
フィリピンで病院に行かなくていいように健康診断をしておきましょう。
フィリピンのお菓子は極端に甘いので、帰国後も受診することをおすすめします。
事前準備4:ホームシック対策
ホームシック対策には断捨離がおすすめです。
自分のモノがたくさんある空間は居心地がいい空間です。断捨離してモノを減らすと、その空間ごと持ち運びできます。つまり、どこにいても自分が落ち着ける空間を作れるということです。
極端に全て捨てる必要はないですが、少ないものでも生活できるという自信がつきます。
7. 学校での過ごし方
- 自己主張はハッキリすること
- 国籍関係なく留学生と交流すること
自己主張はハッキリすること
フィリピンの人は自己主張が強いので、遠慮していたら発言できません。
遠慮や謙遜をしていると「シャイな人」だと思われます。
- はっきりした声で話す
- 単語や言い回しを調べながら話してもOK
自分が話終わるまで待ってくれないので話してますアピールは大切です。
先生の間違いに気づいたときや疑問に思ったこともその場で質問しましょう。
国籍関係なく留学生と交流すること
様々な国籍の人と交流できるのは留学の大きなメリットです。
国籍だけで判断せずに、まずは話してみる姿勢が大切です。
コミュニケーションが苦手で海外の人と仲良くなれるか心配な人もいると思います。
しかし、仲良くなった日本人が別の国籍の留学生を紹介してくることもあるので、初対面の人に話しかけるのが苦手でも大丈夫です。
8. フィリピン留学後の選択肢
- ワーホリなど2カ国留学に行く
- 資格試験を受験する
- 転職・就職活動をする
フィリピン留学後は最初に決めた目的によってさまざまです。
フィリピン留学前や最中から準備していると、帰国後スムーズに動けます。
ワーホリなど2カ国留学に行く
フィリピン留学はカナダ・オーストラリア留学前に英語力を伸ばす手段として人気です。
現地で知り合った人のほとんどがカナダかオーストラリアに行く予定でした。
2カ国留学をするならビザの申請などを、フィリピン留学前にエージェントと相談しておきましょう。
ワーホリ以外にもカナダのCo-oP留学やオーストラリアのTAFE留学があります。
資格試験を受験する
留学の前後でどれだけ実力がついているのか確かめるのもいいですね。
資格対策コースで留学した人はフィリピンで受験することもできます。
日本に帰国してから試験に申し込むと1ヶ月ほど空いてしまうので、帰国後すぐに受験したい場合はフィリピンで申し込んでおきましょう。
転職・就職活動をする
フィリピンにいながら就職活動をすることもできます。
オンラインで面接をしている人も何人かいました。
現地で就職活動をするならPCを持っていくほうがいいでしょう。
まとめ
今回はフィリピン留学の最初から最後までの手順の全てをまとめました。
一番大切なことは「どんな目的を持っていくか」だと思います。
留学は意味がないという人もいますが、その人の人生と自分の人生は完全に別物です。
英語を勉強する方法にもいろんなバリエーションがあってもいいはず。
留学に行ってみたいという思いを否定する必要はありません。
少しでも気になった人が一歩踏み出しせることを願っています。