フィリピン留学のTOEICやIELTSなど資格対策コースの多くはスパルタ指導です。
厳しい校則・演習中心の授業・毎週必須のテストがあるので学習量は確実に増えます。
しかし、本当に効果があるのか疑問に感じている人もいるはず。
そこで今回は、3ヶ月間のスパルタ留学前後でTOEICとIELTS模試のスコアを比較。
「実際にどれくらいスコアアップしたのか具体的な数値を知りたい」
「留学中はどんな勉強をして過ごしたのか知りたい」
などをまとめています。
この記事を読めば、自分がスパルタでやっていけるレベルかどうかを判断できます。
- 社会人から英語やり直し
- 初海外でフィリピン留学
- TOEIC340点→805点
- カナダ留学への準備中
フィリピン留学のスパルタに効果はあるの?
留学の期間やコース
期間 | 12週間(約3ヶ月) |
---|---|
コース | ESL(6週間)→IELTS(6週間) |
留学前の英語力 | TOEIC340→755取得したけど英検準1級は不合格 |
ESL(English as a Second Language)は日常英会話をメインに学習するコースです。
後ほど、IELTSコースで受けた模試の成績も公開します。
留学までに1年あったのでTOEICに絞って勉強することで755点まで取得できました。
そのおかげで留学生で単語と文法に困ることは少なかったです。
留学中のに実践した勉強方法
ESLとIELTSコースを経験したので、それぞれで重点を置くべきポイントを見ていきましょう。
留学中の勉強方針を決めておくとアクティビティの予定も立てやすくなります。
ESLコースは予習が効果的
ESLの授業は演習・答え合わせ・直しを繰り返してどんどんテキストを進めていきます。
授業中に問題を解いている時間がもったいないので予習で解いておくようにしました
授業中は答え合わせと直しに集中でき、質問する時間も十分取れます。
土日に遊びに行っても自習で十分進められる量なのでESLは予習がおすすめです。
IELTSコースは復習が効果的
IELTSコースでも授業中に問題演習をしますが、とにかく難しく予習が追いつきません。
毎日IELTSの試験一つ解き続けるくらいの演習量があるので復習も大変です。
そこで復習する順番を工夫しました。
- 単語・熟語を全て確認
- 長文の精読
- ライティングの直し
スピーキングやリスニングは録音がなく復習が難しいので授業に全集中していました。
フィリピン留学でTOEICスコアは伸びる
TOEICスコアの推移(留学前〜留学後)
大学時代 | 340点 |
---|---|
2022年5月29日 | 600点 |
2022年8月21日 | 665点 |
2022年11月20日 | 750点 |
2023年3月19日(留学直前) | 755点 |
2023年7月23日(留学後) | 805点 |
留学前後でちょうど50点アップしています。
以前はリーディングの最後の25問ほどは塗り絵でしたが、帰国後は15問程度に減っていました。
TOEICコースならもっと伸びる可能性あり
留学中は授業でも自習でもTOEICの勉強は一切していません。
もしTOEICコースを受講していればもっと得点アップがが期待できたはずです。
- TOEICに特化した単語を暗記できる
- 2技能(リーディングとリスニング)に集中できる
本気でスコアアップを狙うなら、留学前に高校英文法・単語まで勉強しておきましょう。
留学前にTOEIC600〜700あれば十分ついていけると思います。
フィリピン留学IELTSコースでの成績
IELTS模試の成績変化
Reading | Listening | Writing | Speaking | Overall | |
---|---|---|---|---|---|
1週目 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.5 | 5.0 |
2週目 | 4.0 | 5.0 | 4.0 | 6.0 | 5.0 |
3週目 | 4.0 | 4.5 | 4.5 | 6.0 | 5.0 |
4週目 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 6.5 | 5.0 |
5週目 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 6.5 | 5.5 |
やはり留学中という環境もありスピーキングが5.5→6.5と一番伸びています。
最後の数週間はマンツーマン授業のほとんどをスピーキングに当てていたからかもしれません。
毎週IELTS模試を受ける効果はない
資格対策コースでは毎週か隔週で模試を受ける必要があります。
私の学校では毎週受ける必要がありましたが、その効果は薄いと感じます。
- 復習が追いつかない
- リスニングの音源をもらえない
- 成長を実感しずらい
特に初心者は毎週試験を受けてもただの消化試合になってしまいます。
丁寧に復習をして次の模試に繋げるためにも隔週くらいがちょうどいいでしょう。
フィリピン留学の効果を上げるためのポイント
ポイント1:留学期間は3ヶ月以上がおすすめ
私の周りでは3ヶ月が最も多く、最短で1週間、最長で10ヶ月でした。
英語力向上の効果を実感するなら3ヶ月以上がおすすめです。
- 授業に慣れるのに時間がかかる
- 体調を崩して授業を受けられない可能性がある
たっぷり期間があればフィリピンでの生活に慣れてアクティビティを楽しむ余裕も生まれます。
ポイント2:留学前に勉強しておこう
正直、学校の授業に英語力ゼロでついていくことは困難です。
単語や文法など日本で勉強できることをしてから留学した方が現地で後悔しなくて済みます。
余裕があれば文法用語の英語を覚えておくと理解しやすいのでおすすめです。
英語力ゼロから始めるフィリピン留学前にするべき勉強法&おすすめ参考書まとめ
ポイント3:現地の人とのコミュニケーションをとろう
生徒同士で普段から英語を使って会話すると練習になりますがデメリットもあります。
- 単語を繋いだだけの簡単な文になりがち
- 発音がネイティブと異なるので身につかない
- 日本人同士なら日本語を使ってしまう
生徒同士の練習に加えて現地の人や先生と積極的に話すことでさらに英語力を向上できます。
先生との外出を許可している学校もあるので、気が合う先生を誘ってみましょう。
まとめ
今回はフィリピン留学のスパルタに効果はあったのかをまとめました。
TOEICの伸び幅は50点でしたが、留学直前は伸び悩みを感じていたので自分にとっては大きな成長だったと思います。
- 資格の勉強でスランプに陥っている
- 机に座ってする勉強以外も経験したい
- 実戦の中で英語を学びたい
ぜひ自分の新しい学習スタイルに挑戦してみてください。